第76回国民体育大会スポーツクライミング競技静岡県予選会が開催されます。

令和3年4月29日にリードクライミング競技がスクエアクライミングセンター、ボルダリング競技がCRAGクライミングジムにて開催されます。

要項は最近静岡県山岳・スポーツクライミング連盟からリリースされたのでこちらからチェックしてください。

◆国民体育大会とはなんぞや?

国民体育大会(こくみんたいいくたいかい、略称: 国体(こくたい)、英称:National Sports Festival)は、日本で毎年開催されるスポーツの祭典である。実施競技によって1-2月の冬季大会と9-10月の本大会とがあり、昭和21年(1946年)に第1回大会近畿で開かれて以降、各都道府県が持ち回る方式で開催されている。大会のあり方はスポーツ基本法で位置付けられており、日本スポーツ協会文部科学省・開催地都道府県の三者共催で行われる。[1]

大会は正式種目の順位を得点に置き換えて都道府県対抗で争われ、冬季大会と本大会の通算で男女総合成績第1位の都道府県に天皇杯が、子総合成績第1位の都道府県に皇后杯が授与される[2]

引用:wikipedia

10日間前後の本大会期間中にスポーツクライミング以外にも陸上やバレーボール、弓道などの正式競技が37種目前後(開催年によって異なる)、その他デモンストレーション競技など様々な競技が開催されます。

 

◆スポーツクライミング競技

2012年岐阜国体(成年男子ボルダリング競技予選)の様子

成年は大会開催年の4月1日現在18歳以上の者、少年は大会開催年の4月1日現在15歳以上18歳未満の者となっています。

スポーツクライミング競技は各チーム選手2名と監督1名のチーム戦。各県から成年男子チーム1組、成年女子チーム1組、少年男子チーム1組、少年女子チーム1組の4チームが結成されます。リードクライミングとボルダリング競技を行い、各競技の個人順位から算出された値からチーム順位を決定し、リードクライミング競技、ボルダリング競技のチーム順位を相乗し相乗値が小さい方が上位となります。

その他細則はこちらよりご覧ください→国民体育大会開催基準要項細則

今回CRAGで行われる静岡県予選は県の代表として参加するプレイヤーを選出する大会となります。

2018年東海ブロック大会静岡県選手団 店主は少年男子の監督として参加

 

◆今回行われる大会は国体以外の選考にもなります!

と、ざっくりと国体の説明をしたわけですが、今回の開催要項をチェックすると下記のような文言があります。

本大会は本年度のユース大会の県内名簿順位の作成対象大会とします。カテゴリー内(ユース C)の年齢であれば国体参加年齢に達していない選手も、14 の2の用件(リードは男子は12b、女子は11dがオンサイトできるレベル以上とする。ただし少年・ユースの選手は顧問・監督・保護者等の承認をうけること。)を満たしていれば、ユースの部として参加が可能。

引用:静岡県予選実施要項

つまり男子はリード12b、女子はリード11dがオンサイトできる方であれば、ユースC(競技会開催年内に12歳または13歳になる選手)も参加が可能です。※ただし3月23日現在ユースCが出場できるJMSCA開催の公式戦の正式発表はありません。

また静岡県では独自のユース強化の取り組みをしています。強化指定選手になるには静岡県山岳・スポーツクライミング連盟が開催している大会やJMSCA開催の順位によって異なり、ポイントが多いプレイヤーから優先して強化指定選手に選出されます。ポイントの付与に関してはこちらからご覧ください。

◆参加資格

(1)日本国籍を有するもの。

※日本国籍を有しない者であっても、国民体育大会スポーツクライミング競技開催基準 要項細則の要件に該当する者は参加可能。

(2)年齢は次による者であること。
1 成年の部:平成15年4月1日以前に生まれた者とする。
2 少年の部:平成15年4月2日から平成19年4月1日の間に生まれた者とする。
3 ユースの部:2の年齢に達していないが、本年度よりユースC以上のカテゴリーで大会に参加可能な選手とする。

(3)静岡県内に居住を示す現住所、もしくは勤務地がある者。あるいは「ふるさと」選手の登録がなされている者。 ※「ふるさと」とは、卒業中学校または高等学校のいずれかの所在地が示す都道府県をいう。
(4) 大会前までに、日本山岳・スポーツクライミング協会の選手登録の手続きを完了させていること。

(5)公益財団法人日本スポーツ協会に定める「国民体育大会予選会免除に関する要領」及び「トップ・アスリートの国民体育大会参加資格の特例措置」に基づき予選 会への参加が免除になる者は、本県の予選会の参加を免除することができる。 その場合も、参加申込書を記入し、加えてその旨を記入した上で、予選会申し 込み期日までに提出すること。

(6)参加者は、本年度より大会前後2週間の検温が義務になります。健康チェックアプリの 「Metell」をダウンロード登録し、4月15日からの検温状況(朝夕のどちらか)・健 康状態を入力して下さい。また、大会後2週間も同様に行って下さい。なお、組織ID は「F19-RLK」、グループ名は「国体静岡県予選会」です。なお、入力忘れは3日後まで は入力は可能ですが、それ以降は入力ができなくなるので注意して下さい。この検温の 推移を受付で示して下さい。この提示がないと参加資格を失いますので注意して下さい。

とのことです。日本山岳・スポーツクライミング協会の選手登録はJMSCAの選手登録規定に明記されています(以下)

個人登録は,日本代表選手として選出を希望する選手のA選手登録(以下「A登 録」という。)とそれ以外のB選手登録(以下「B登録」という。)に区分する。

国際大会に日本代表として出場する選手は,A登録をしなければならない。

選手登録はこちらのページで行いましょう→2021年度選手・審判員・ルートセッター登録について

またコロナ対策で「Metell」というスマホアプリによる体温管理が静岡県予選会前後2週間必要となります。

Metellダウンロード→ appstore  / googleplay

そんなオフィシャルなイベントがCRAGを会場に開催されます。今のところ無観客での開催とのことですが、ライブ配信など可能な限りクライミングの競技について見て、知って、興味を少しでも持っていただけたらと思います。