2月16日にスラブ壁のホールドチェンジを行いました。
CRAGのスラブ壁は他の施設とは異なり、下部は１mほどの角度９０度、上部は３mほどの角度８０度となっています。ほとんどの施設にあるスラブ壁は８５度前後が主流なのでより傾斜が緩やかなのです。なのでホールドによっては手に頼らずバランスを保ちながらテクテク歩くような形で横に移動する課題なんかもあります。低いグレードから足先に集中して登る必要があり、「このホールドの、この部分に乗らないと」登れないような課題もあるのでフットワークの上達にもつながります。
今回のセットはチーフ伊藤と、NEWスタッフの石川で行いました。石川は現在アイスクライミングなどに重きを置いていますが、以前は花崗岩をメインにスラブや、クラックを登りこんでおりバランシーな課題を得意としています。先週セットしたルーフエリアの側面にある90度壁にセットされた２級課題も、セット経験が少ないながらも、チーフの厳しい(？)アドバイスのもと、彼が設定してくれました。ゴールまで気が抜けないバランシーな課題で大人から子供まで人気の１本です。今回はスラブ壁に初段を含む６本セットしてくれました。どの課題を誰が設定したかは「サテライトアプリ」にてチェックできます！
そして早くも来週には90度エリアがリニューアル！多数のクライマーの完登を拒んでいる「走る！」２級課題も外してしまうので、未練がある方・我こそは！という方は是非2月21日(日)までにお越しください。